LayerX、自動で請求書をデータ化するなど経理DXを加速する請求書AIクラウド 「LayerX INVOICE」の提供を開始

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ブロックチェーン技術など活用した経済活動のデジタル化を推進するLayerXは1月13日、オンラインによる請求書処理業務を可能にする請求書AIクラウド 「LayerX INVOICE」の提供開始を発表した

LayerX INVOICEは、受け取った紙の請求書をAI-OCRが自動でデータ化し、仕訳データや振込データを自動作成することができる。生成したデータを会計システムと連携しシームレスに実行することで経理DXを推進することができるサービス。

同社は、LayerX INVOICEを開発するにあたり、月間の受領請求書枚数が1万枚を超えるような大企業のコーポレート・経理担当者や急成長スタートアップや上場企業等、累計100社以上に業務課題をヒアリングし、抽出した課題を解決するための機能開発・拡充を行ってきた。一部のスタートアップや上場企業を対象にβ版の提供を行ってきたが、今回、コロナ禍による緊急事態宣言を受け、高まる経理DX・クラウド化への需要に対応するために提供を開始した。

LayerX INVOICEは主要機能として、「AI-OCR機能」「仕訳学習機能」「会計システム連携機能」「請求書回収機能」「アラート・源泉所得税レポート機能」を搭載する。

AI-OCR機能は、請求書を読み取り自動でデータ化する。定型帳票のみならず、非定型帳票にも対応している。一度登録した仕訳データを仕訳学習機能が自動で学習し、同様の請求書が届いた際には仕訳の入力をすることなく、請求書の処理をすることができるという。

会計システム連携機能では、freee、マネーフォワード クラウド会計、弥生会計等、主要な会計システムと連携した仕訳データを自動で作成・連携できる。銀行の振込データも同様に自動で作成可能という。

請求書回収機能は、自社の各事業部や取引先からメールで受け取る請求書の宛先にLayerX INVOICEのメールアドレスにしておくことで、回収からデータ化まで自動で行うことができる。また、請求書の二重払い防止や、毎月発生する費用の計上漏れを検知するための各種アラート機能を搭載するほか、源泉所得税の集計を自動で行うなど、請求書処理に関する効率化を支援する。

その他にも、LayerX INVOICEの連携パートナーによる紙の請求書代理受け取り・スキャンサービスを併用することで、出社不要でクラウド完結な請求書の一元処理が可能になる。

同社は、緊急事態宣言下で「テレワークによる出勤者数7割減」が目標となる社会情勢を鑑み、1月13日から3月31日まで期間限定でLayerX INVOICEの「トライアル無料」「初期費用無料」「初月無料」の経理DX支援キャンペーンを実施する。

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